夕日の帰る場所へ

私は今日も生きる

8月28日の手紙 美しい景色

カホちゃん

昨日も暑い日だったよ

そちらの天気はどうですか

暑いけど空と雲は綺麗だったよ

カホちゃんにも見て見てって

声をかけたけど聞こえてたかな


これからも綺麗なもの見つけたら

カホちゃんに声をかけるから

一緒に見ようね


カホちゃんのAiphoneの写真に

たくさんの美しい風景があったね

虹や月や花やたくさんたくさん

繊細なカホちゃんだから

撮れた写真がいっぱい


でも繊細だったから

こうなってしまったんだよね


よく親は子供に「優しい人になって欲しい」って言うけど

よく考えてみれば優しい人では

こんな世の中生き延びれないよね

あなたは一人でいる子をほおっておけない子だった

結果、生き辛くなるばかりだよね

こうなってしまったのは優しくて繊細だった事を証明していると思う

カホちゃんはずっとお母さんの自慢の娘だよ



成仏できないとか天国に行けないとか

言ってる人もいるけど

元が優しくて繊細だったから

結果こうなってしまったのなら

生き延びている人の誰より

成仏して天国で穏やかに楽しく過ごす資格があるとお母さんは思う


だから神社、仏閣を訪ねては

「神様、仏様、私の娘のカホは優しくて素晴らしい子でした。優しいからこうなったのです。だから安らかに過ごさせてあげてください」とお願いしてまわっているよ

きっとちょっとは効果があるよね

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