夕日の帰る場所へ

私は今日も生きる

12月15日の手紙 見て見て見て

カホちゃん

元気にしていますか







カホちゃんが家に居たとき

お母さんが忙しくしていると




「お母さん、見て見て見て

Hちゃんが最高にかわいいよ」と




忙しい時に限って

けっこうな頻度で言ってきたよね。






愛犬Hちゃんはカホちゃんが

「私の産んだ毛深い娘」と

言うほど可愛いがっていて



お母さんの事をHちゃんには

『おばあちゃん』としていたよね。









20歳頃、彼氏になった人にも

「私には10歳になる娘がいるの」

と言って彼氏を混乱させていたよね。


《いやぁ、そんな若くて子供って産めるのかと

本気で考えました。by彼氏談》













「こんなかわいいのに

今、見とかんと、後から後悔するよ。

ゼーッタイ後悔するよ!」




仕方なく

お母さんが、用事の手を止めて

Hちゃんを見ると



カホちゃんは満足そうに

「ねー、見て良かったでしょう?

すごくすごく、かわいいんだから!」と。








うん、見て良かったよ。



今、思えば

それ以上に大事な用事なんて

あるはずもない。



Hちゃんとカホちゃんのキラキラの笑顔を

何度も見たから



今もお母さんの心に焼き付いています。









何度も

声をかけてくれて







ありがとうね。









※Hちゃんはカホの5ヶ月前に14歳で逝ってしまいました。今は一緒に居てくれていると思います。






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