夕日の帰る場所へ

私は今日も生きる

3月14日の手紙 オオバコ

カホちゃん

元気にしていますか





ある日、カホちゃんを駅に送る途中のお母さん。

信号待ちの時に


中央分離帯に生えている雑草を見て

昔よく遊んだ事を思い出しました。



「子供の頃、オオバコの茎で草相撲したんだよ。」

 



カホちゃんはへぇーと言いながら

聞いてたよね。



「ここで降りてあのオオバコを取るのは危険だし、また遊んでみたいけど無理だな。」



と、お母さんが言うのも。





  (画像はお借りしました)





それから

2日くらいたったある日、



お母さんがおじいちゃん、おばあちゃん、

お姉ちゃん、カホちゃんを連れて

ランチに行ったとき、




駐車場で車を停めてドアを開けたら、

足元に何か転がっていました。




よく見るとそれはジップロックに入った

たくさんのオオバコの茎。


鳥肌が立ちました。


カホちゃんもすごく驚いていたよね。





誰かがお母さんが遊びたがっているんだと思って

届けてくれたとわかったけど、



わかったけど、ちょっと怖過ぎて使えなくて、


木の下にそっとおいてきました。







あの時、お母さんは


やっぱり目に見えない世界はあるんだ!

と確信しました。









だからカホちゃんは見えなくなっただけで

存在していると信じられます。









ずっと大好きだよ。






待っていてね。







×

非ログインユーザーとして返信する