3月22日の手紙 京都病
カホちゃん
元気にしていますか
カホちゃんは小学生の時
将来、舞妓さんになりたいと言っていたよね。
(画像はお借りしました)
でも同居していた大好きなおばあちゃんが
たぶん時代劇の観すぎで間違った認識があって
「どれだけ頑張っても高い着物買わせられて、それを払うために どえらい目に合うんや。だからダメだ!」と。
カホちゃんはそれでもなりたいと言っていたけど
おばあちゃんが反対したまま亡くなってしまい、
遺言なら聞かなければいけないと、
泣きながら諦めたんだよね。
あの頃、カホちゃんの希望でたくさん舞妓さんの写真のついた本、買わせてもらったよね。
今日はなんとか踊りの日だとか、
今日は京都で何があるとか、
「東京都」って書いてあると
「ひがしきょうと」と読む始末。
相当な京都病だったよね。
学校にまで大きくて分厚い舞妓さんの写真の本を持って行って、休み時間に見ていたら、
クラスメートがチラッと見て聞いたんだよね。
(画像はお借りしました)
「あ、小梅太夫?」って。
忘れられません。
面白い思い出です。
ありがとうね。
、