夕日の帰る場所へ

私は今日も生きる

7月4日の手紙 ブレーキ

カホちゃん

元気にしていますか



(今日、おじいちゃんと食べたケーキ)




カホちゃんはお母さんの車に乗るとき

いつも何故かお母さんの真後ろの席に

座っていたよね。




左右のバランスを考えると問題ある気がしたけど、

まぁ、いっかと 

何も言わないでいました。






そしてカホちゃんは

荷物を隣の席に置くんだけれど、


少し揺れると

下に落ちる角度に置いていたよね。






お母さんはブレーキをかけるとき

ゆっくりかけないと


ドサッと荷物が落ちると思って

そーっとそーっと踏んでいました。


  (画像はお借りしました)




だから思ったところより

先まで行ってしまうこともよくあって……。




そんな時、カホちゃんはいつも言ったよね。




「お母さんて、止まる の線で止まれんの?

どんだけ運転下手なの?」って。




ちがーう!

止めれるけど、


ぎゅっと踏むと、ぎっとなって、

ドサッと落ちて、ワーワーと

なるからだよーー。






ブレーキかける度に

思い出します。






面白い思い出です。





ありがとうね。





   (昨日の夕飯)




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