夕日の帰る場所へ

私は今日も生きる

4月8日の手紙 ATMで

カホちゃん

元気にしていますか






お母さんは先日ショッピングセンターのATMで

なかなか終わらないおじさんを見たよ。





おじさんは郵貯のATMの機械で

画面にあるボタンを押せばすんなりいったものを


画面の外側についてるボタンを押したから

反応がなくて





とうとうATMの横の受話器を取って

大声で苦情を言い


画面の中を押せと言われて

やっとお金が下ろせたみたい。




その間におじさんの後ろに並んでた2人が

なかなか順番こないから諦めて帰って行ったよ。




お母さんは別に急いでないし

頭の中でカホちゃんが

スーパーの曲に合わせて踊ってたので

じっと待ってました。





おじさんはやっと終わって振り向いて


電話で大喧嘩したからか

ちょっときまり悪そうにしてたので






「お疲れ様です。分かりにくいですよね」

と、ニッコリ声をかけてあげたよ。






おじさんはホッとした顔をして頷いて

去って行ったから


お母さんがカードを入れて

暗証番号押そうとしたら





「こっちのボタンを押さなかんよ!」と

いきなりおじさんが戻ってきて画面に指を指す。



お母さんは唖然としました。




(カホちゃんの入学記念樹の桃)




おじさん、今は見ちゃいけないところだよ〰️。

声かけるんじゃなかったよ!




カホちゃん笑ってた?







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